Raspberry Pi のカーネルRaspbian再構築(ビルド前編)


◆無事にDebianが起動したら、追加のセットアップをしておきます。

1)sudoを有効にする。
rootに入ったり出たりするのは(精神衛生的に)良く無いので、sudoで管理者コマンドを実行できるようにしておきましょう。
rootにログインした後、visudoコマンドでsudoresファイルに自分のユーザーアカウントを記述しておきます。

2)Debian を最新にしておく。
$sudo aptitude update
$sudo aptitude upgrade

3)emacsをインストール(お好みで)
テキストファイルやソースコードをイジったり。20年以上使ってますが最強でしょ!?
$sudo aptitude install emacs


◆カーネルのビルド

ググってみると色々出てきますが、私は純正と思われるeLinuxのWiKiに記述されている手順を参考しました。

1)手順通りに進める為に必要となったものをインストールします。
$sudo aptitude install git gcc make libncurses5-dev

2)適当なディレトリを作成しておきます。
$mkdir raspi
$cd raspi

以下WiKiの手順番号毎に記述します。

1.Raspbianのソースを頂きます。
$git clone git://github.com/raspberrypi/linux.git

2.環境変数設定
$export KERNEL_SRC=~/raspi/linux

3.クロスコンパイラを頂きます。
$git clone git://github.com/rspberrypi/tools.git

4.環境変数設定
$export CCPREFIX=~/raspi/tools/arm-bcm2708/arm-bcm2708-linux-gnueabi/bin/arm-bcm2708-linux-gnueabi-

5.カーネルのコンフィグレーションを初期化
$cd linux
$make mrproper

6.RaspberryPiから.configを持ってきます。
まだ、RaspberryPiでsshサーバーを走らせていない方はコチラをご参考に。
$scp pi@192.168.11.11:/proc/config.gz .
$gunzip -c config.gz > .config

7.持ってきた.configを反映してコンフィグレーションできる様にします。
$ARCH=arm CROSS_COMPILE=${CCPREFIX} make oldconfig

8.カーネルのコンフィグレーションをカスタマイズします。
$ARCH=arm CROSS_COMPILE=${CCPREFIX} make menuconfig

9.カーネルをビルドします。
$ARCH=arm CROSS_COMPILE=${CCPREFIX} make

数10分で終わるか1、2時間掛かるかはマシン次第です〜

オヤスミなさい

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